ゴリ押し、うっかり…藤原道長はそういうヤツ!大河ドラマ「光る君へ」第40回放送(10月20日)振り返り

寛和2年(986年)6月22日から寛弘8年(1011年)6月13日まで、約25年にわたり皇位にあった一条天皇(塩野瑛久)が、ついに崩御されました。

最後の希望であった敦康親王(片岡千之助)の立太子は藤原道長(柄本佑)らによって踏みにじられ、失意の内に世を去っていきます。

晴れて自分の孫である敦成親王(あつひら。のち後一条天皇)を皇太子に立てた道長ですが、中宮である娘・藤原彰子(見上愛)からは深く恨まれてしまいました。

そんな宮中とは打って変わって市井では、盗賊に襲われた藤原賢子(南沙良)が若武者・双寿丸(伊藤健太郎)に救われます。お礼に自宅へ招いたところ、母のまひろ(藤式部。吉高由里子)が帰宅して……。

NHK大河ドラマ「光る君へ」もそろそろ終盤。第40回放送「君を置きて」とは一条天皇の辞世からとられたフレーズでした。

それでは今週も、気になるトピックを振り返っていきましょう!

第40回放送「君を置きて」略年表

寛弘8年(1011年)まひろ42歳/道長46歳

今回は一条天皇が病いによって譲位・崩御するまでのおよそ1ヶ月が描かれました。

むき出しになった父の野望を前に、なすすべもなかった彰子。後に国母として強大な政治力を発揮する彼女も、この時はまだ父の傀儡に過ぎません。

これから道長は即位した三条天皇(居貞親王。木村達成)に対して、ひたすら譲位の圧力をかけ続けていきます。

2ページ目 敦成親王を推した行成の主張

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