略奪、強姦なんでもあり!実はとんでもなく酷かった戦国時代の足軽たちのリアル

小山 桜子

Japaaan読者の皆さんこんにちは、ライターの小山桜子です。今回の主役は戦国時代に活躍した足軽。最近では少女マンガでも取り上げられ、大注目されていますよね。さて、足軽とはどんな人たちだったのか。

今回は彼らの謎に迫ります!

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足軽とは

足軽は平氏の栄枯盛衰を描いた「平家物語」や南北朝時代の「太平記」などにも登場し、かなり古い時期から存在していました。その中でも彼らが特に存在感を増したのが、1467年から10年間続いた応仁・文明の乱です。そこから戦国時代にかけて、足軽は重要な戦力として組織化され、大活躍しました。

応仁の乱(Wikipediaより)

足軽の必須アイテムは槍!

兵農分離が行われるまで、足軽は普段は百姓として畑で働いていました。いざ戦となると徴兵され、戦場に投入されましたが、普段は武芸の訓練をしていないわけです。そこで役立ったのが長い長い槍でした。

槍は訓練が必要な銃や刀と違って、特別な技能は必要ありませんでした。長さは4〜5メートル前後もあって相手と充分に距離を取れる上、「叩く」か「構えて穂先を前に突き出す」だけで、相手を圧迫して追い詰めることができました。

全く訓練が要らない動作だったので普段百姓でも足軽になれたのです。

2ページ目 足軽のご褒美は?

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