縄文時代に存在したの!?なんと縄文人は「矢じり」をアスファルトで接着していた!

歴史 好き太郎

「矢じり」をどう固定するか

縄文時代の遺跡から出てくる発掘物と言えば、「縄文土器」ともうひとつ「矢じり」をすぐに思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

実際、縄文時代の遺跡からは、動物を仕留めるために使われたと思われる矢じりがたくさん発見されています。

一応説明しておくと、矢じりは石や骨などでつくる尖った石器のことです。縄文人はこれを木の棒の先につけて、槍あるいは矢などの武器として使用していたわけです。

では、このような矢じりを、縄文人はどうやって木の棒の先にくっつけて固定したのでしょうか。

矢じりとは、武器におけるいわば刃物の部分で、木の棒は柄にあたります。両者をきちんとくっつけて固定しないと、うまく使えません。

そう問われれば、多くの人は「木のツルや麻のヒモなどでくくりつけたんでしょう?」と答えることでしょう。

実際、はるか昔の遺跡からは、木のツルなどで大きな石を木の棒にくくりつけたものがたくさん発見されています。しかし、それが可能なのは石がある程度のサイズで、棒とともにツルやヒモが引っかかりやすい形状だった場合に限られます。

一方、遺跡から発掘される矢じりには、大人の親指の爪ぐらいの石や、針のように細い骨などもあります。こうしたものを、ツルやヒモでくくりつけることはまず不可能と言っていいでしょう。

となると、現代人の私たちの感覚では、テープ類や接着剤が欲しくなるところですね。

で、ここからがトリビアです。実は縄文時代には、アッと驚く接着剤が存在していました。

3ページ目 なんとアスファルトを接着剤代わりに!?

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