邪馬台国の女王 卑弥呼が239年に魏の皇帝からもらったとされる三角縁神獣鏡。
三角縁神獣鏡が制作された場所の特定にはまだいたっておらず研究が続いているそうですが、このほど中国の研究者である王趁意さんが、河南省の洛陽市で三角縁神獣鏡と同型の鏡が見つかったとする論文を発表しました。
その鏡は2009年ごろに洛陽市の骨董市で農民から譲り受けたもとなのだそうで、大きさは直径18、3センチ。厚さは0、5センチ。三角縁神獣鏡としては小さめのサイズなのだそう。出土地点はわかっていません。
洛陽市はかつて魏の都があった場所で、卑弥呼がもらったとされる鏡も魏の皇帝から与えられたものであり、今回の発見は邪馬台国、卑弥呼のいまだ解明されていない謎の手がかりになるかもしれないとのこと。
邪馬台国といえば未だに所在地が特定されていない問題も抱えています。現在は畿内説と九州説が有力とされていますが、今回の鏡の発見が所在地の解明につなげられることを期待したいですね。