愛人や側室を囲うことが当たり前だった江戸時代。
巷では、愛人や側室に迎えた女性が「お漏らしする」と言う噂が飛び交います。この噂には、「小便組」と呼ばれる美女揃いの詐欺集団が関わっていました。
美女揃いの詐欺集団
乳幼児の死亡率が高かった江戸時代では、名家の当主や裕福な商人が愛人や妾などの側室を囲い、できるだけ多くの跡取りを残すよう妾契約をすることもあったようです。しかし、ただ単純に好みの女性を侍らせたいという下心から女性を囲いたがる男性も少なくありませんでした。
そのようななか、江戸時代の中期頃に美女揃いの詐欺集団「小便組」が出現。妾や愛人を所望する富裕層をターゲットにした詐欺が流行します。
下品な手口
小便組のメンバーの中には美しい女性が多く在籍していたといわれますが、詐欺の手口は美しい女性がするとは思えないような下品なものでした。