2024年7月3日からいよいよ、20年ぶりに新紙幣が発行されることになっており、千円札の裏面には、江戸時代の絵師・葛飾北斎(かつしかほくさい)の名作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が図柄として採用されることが決定しています。
これを記念して、「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」がどのような背景で誕生したか、またその図柄がさまざまに利用された軌跡をたどる展覧会「北斎 グレートウェーブ・インパクト ―神奈川沖浪裏の誕生と軌跡―」が開催されます。
新千円札の図柄に採用された「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」にフォーカスした特別展「北斎 グレートウェーブ・インパクト」が開催
そしてこのほど、この展覧会が行われる東京・すみだ北斎美術館とフェリシモ「ミュージアム部」によるコラボアイテムが発売されました。
ラインナップは、浮世絵に取り入れられた「遠近表現」を立体的に見ることができる2層式のポーチと、「諸国瀧廻り」に描かれた各地の8つの滝をモチーフにしたイヤアクセサリーとなります。
北斎の遠近法を楽しむ レイヤーポーチ
北斎が浮世絵に取り入れた「遠近表現」をデザインに落とし込んだ、アート作品のようなポーチです。北斎の作品ひとつひとつがレイヤー状の2層式で表現されています。
デザインは国内外でも人気の高い3作品をもとにした〈尾州不二見原〉〈甲州石班沢〉〈神奈川沖浪裏〉の3種類です。ファスナーの引き手にそれぞれの作品名がプリントされています。
諸国瀧廻りイヤアクセサリー〈関東・中部の瀧〉
北斎が描いた「諸国瀧廻り」のうち、関東・中部地方の滝作品をモチーフにしたイヤアクセサリーです。各地の滝の流れをイメージしてデザインされていて、色違いのタッセルを使用して水の明暗まで表現されています。
デザインは〈東都葵ヶ岡の滝〉〈木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧〉〈下野黒髪山きりふりの滝〉〈相州大山ろうべんの瀧〉の4種類です。作品を並べてディスプレイできるオリジナルパッケージ。
諸国瀧廻りイヤアクセサリー〈関西・中部の瀧〉
北斎が描いた「諸国瀧廻り」のうち、関西・中部地方の滝作品をモチーフにしたイヤアクセサリーです。特徴的な滝の表現が、それぞれチェーンとオリジナルパーツでデザインされています。
デザインは〈和州吉野義経馬洗滝〉〈美濃ノ国養老の滝〉〈東海道坂ノ下清滝くわんおん〉〈木曽海道小野ノ瀑布〉の4種類です。作品を並べてディスプレイできるオリジナルパッケージ。
すみだ北斎美術館×フェリシモ「ミュージアム部」コラボアイテムは、フェリシモの公式サイトで販売中です。
すみだ北斎美術館ミュージアムショップでは「瀧廻りイヤアクセサリー」が販売中。「レイヤ―ポーチ」も2024年6月中旬より販売されるとのことなので、すみだ北斎美術館で開催される展覧会を楽しんだ後に是非チェックしてみてはいかがでしょうか。