江戸庶民の間で密かなブームを巻き起こした浮世絵師・葛飾北斎と喜多川歌麿による「春画」が、復刻発売されることになりました。
「春画(しゅんが)」とは、いわゆる昔の性風俗画のこと。葛飾北斎、喜多川歌麿をはじめとする江戸の名だたる浮世絵師たちが並々ならぬ情熱を注いだ春画は、ゴッホやピカソといった印象画の画家にも影響を与えたと言われています。
今回復刻発売されるのは、葛飾北斎、喜多川歌麿による春画・あぶな絵の浮世絵たち。
「春画」研究で知られる国際日本文化センター早川聞多名誉教授の監修と国際日本文化センターの協力のもと、『北斎あぶな絵名画撰』として葛飾北斎の名春画タイトルと喜多川歌麿の代表作、合わせて4作品を復刻。
絵師・彫師・摺師の三位一体の協力体制から生まれる浮世絵木版画の中でもより非常に繊細かつ高度な技術を求められるのが「春画」です。江戸時代の伝統文化・技術を継承する職人たちによって北斎・歌麿の名作春画が令和に甦ります。
浮世絵師・葛飾北斎と喜多川歌麿の「春画」はオンラインから購入できます。