NHK大河ドラマ「光る君へ」、皆さんも楽しんでいますか?
第1回放送「約束の月」以来、右大臣家(摂政家)の汚れ役として貧乏くじを引かされ続ける藤原道兼(玉置玲央)。
第14回放送「星落ちてなお」では、後継者の指名を受けられず、これまで慕ってきた父・藤原兼家(段田安則)を老いぼれ呼ばわりする醜態を晒します。
そして父亡き後も喪に服することなく乱痴気騒ぎを繰り広げ、挙句の果てに妻・藤原繁子(山田キヌヲ)に捨てられてしまうのでした……。
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とまぁ劇中では(自業自得とはいえ)散々な道兼。これで独りぼっちになってしまった印象ですが、実は彼には正室が別にいたのです。
今回は道兼の正室と子供たちを紹介。果たして大河ドラマには登場するでしょうか?
道兼の正室・藤原遠量女と子供たち
道兼の正室は藤原遠量女(とおかずのむすめ)。
遠量は道兼の叔父にあたり、その娘は道兼の従妹となります。
正確な結婚時期は分かりませんが、2人の間に生まれた子供の年齢から概ね西暦980年前半と考えられるでしょう。
【道兼と遠量女の子供たち】
長男・藤原福足君(ふくたりぎみ)
生年不詳~永祚元年(989年)没次男・藤原兼隆(かねたか)
寛和元年(985年)生~天喜元年(1053年)没三男・藤原兼綱(かねつな)
永延2年(988年)生~(1058年)没四男・藤原兼信(かねのぶ)
生没年不詳次女・二条殿御方(にじょうどののおんかた)
生没年不詳
※ただし藤原兼隆、藤原兼綱については側室・藤原国光女(くにみつのむすめ)との子という説も。
彼女自身の生没年については不詳ながら、子供たちの年齢から(960年)ごろの生まれと考えられるでしょう。
少なくとも遠量女が離婚したという記録はないようなので、道兼が独りぼっちではなかったことが分かります。
よかったね、道兼……。