5月5日「端午の節句」といえば、黒の兜飾りをイメージするのが一般的かと思いますが、このほど、創業116年の陶磁器メーカー「NIKKO」から、白い兜「兜 獅子に牡丹」が発表されました。
「兜 獅子に牡丹」は、伝統を踏まえつつ、数年にわたる技術の粋を集めた逸品です。NIKKOの創業地石川県にゆかりのある獅子、それと相性の良い牡丹をモチーフにしたデザインの兜は、白さ、透明感、繊細さを備えた凛々しい姿を誇っています。
この兜に飾られている獅子は縁起物とされています。藩祖前田利家の金沢城入城の際、民衆が歓迎の獅子舞を演じて祝ったとされる逸話があります。獅子頭が強面なのは、その表情で悪いものを退けているためです。そのことから魔除け厄除けとしてお祭りの時だけでなく、お祝いの場でも親しまれてきました。
吹き返し、前立てには牡丹が施されています。百獣の王「獅子」と百花の王で富貴の象徴とされる「牡丹」を取り合わせて吉祥の意味を強めた文様です。また、牡丹は古くから「邪気を払う縁起の良い花」とされており、「無病息災」「邪気払い」などの意味を持ちます。
注文を受けてから、ひとつひとつハンドペイントで名前を入れて窯で焼き上げるオリジナル受注生産品となり、ひらがな・漢字・アルファベットから好きな文字を指定可能です。
和室はもちろんのこと、洋室のようなモダンな空間にも調和するデザインの兜飾りに仕上げられているのではないでしょうか。
「兜 獅子に牡丹」はオンラインからも注文可能となっています。