盛り上がりを見せている2024年の大河ドラマ『光る君へ』。その初回は、陰陽師である安倍晴明のシーンから始まり、大きなインパクトを残しましたよね。
藤原道長とのかかわりもあったとされることから、この後も長くドラマには登場するのではないかと考えられます。そんな安倍晴明は陰陽師の代名詞とも言える存在ですが、彼の子孫についてはあまり知られていないのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では、安倍晴明の14代目の子孫である安倍有世(あべのありよ)について詳しく紹介します。
公卿・陰陽師として、彼もまたとある歴史上の有名人物と深い関わりがありました。
安倍有世とは?
安倍有世(あべのありよ)は、南北朝時代から室町時代にかけて活躍した公卿であり、陰陽師です。有名な陰陽師・安倍晴明の14代後となります。
陰陽師というと、どうしても平安時代のイメージが強いかと思いますが、南北朝時代には安倍氏も一族で分裂が見られていました。一族の中で宗家争いが起こっていました。
安倍有世は、1327年(嘉暦2年)に生まれたとされています。一族のなりわいである陰陽道で若いころから才能を発揮しました。
ちなみに、安倍有世は陰陽師で初めて公卿になった人物でもあります。