先日、江戸時代の武家装束に関する情報をまとめた古文書「服色図解」を紹介しましたが、
これめちゃくちゃ使える!江戸時代の武家官位の刀剣や服装などをまとめた古文書「服色図解」がオモシロい!
江戸時代、武家官位の服装には色形に関する様々な決まりがありました。そういった装束に関する情報は、当時の有識者がまとめた資料から今も知ることができます。装束の種類がまとめられた資料は数多く制作…
今回紹介するのは、絵巻物「武家装束着用之図」です。
「武家装束着用之図」の内容は、「服色図解」と同じく、当時の装束の決まりごとをまとめたものなのですが、装束を身にまとった人物の全身を描き、そこに注釈を加えたかたちになっていて、ビジュアル的にとても見やすいものとなっています。
「武家装束着用之図」を制作したのは伊勢貞丈(いせさだたけ)という江戸時代中期の幕臣。有職故実に精通しており、「武家装束着用之図」のような資料を数多く残しています。
「武家装束着用之図」では、各種行事や儀式で着用する服装を、彩色された状態で細かく紹介。江戸時代の研究に使える資料として、現在でも様々な研究資料に画像出典されることが少なくないようです。
2ページ目 「武家装束着用之図」は無料ダウンロード&商用利用も可能