表参道ヒルズがある場所、以前は青山アパートメントというアパートが建っていたのを知っていますか?
青山アパートメントは大正〜昭和初期に建てられたアパートで、財団法人 同潤会によって建設されました。同潤会によって建設されたアパートは別名「同潤会アパート」と呼ばれていて、当時は都内、横浜などに16箇所あまり存在していました。
完成時は軍人や役人しか入居できないとっても高級なアパートでしたが、終戦後にこのアパートは東京都管理になり、ショップやギャラリーが使用することになります。平成になってからは青山アパートメントは老朽化などの問題などもあり、2003年(平成15年)に解体。その後現在の表参道ヒルズが建設されました。
昭和なノスタルジック溢れる青山アパートメントの外観は当時とても人気で観光客もよく訪れていました。今回はそんな懐かしの青山アパートメントを写真で振り返ってみたいと思います。
昭和27年当時の青山アパートメント。このころはまだ街路樹も植えたてだったようで景色が全く違います。
1969年の青山アパートメント。
電柱が木製ですね。このころはおそらくショップなどはまだ入っていない時期だったのでしょう。
蔦で覆われた青山アパートメントがとても印象的でした。
外観も素敵ですが中に入った階段や踊り場の雰囲気もとても昭和を感じられる素敵なデザインだったこと覚えています。
中庭に通じる通路部分。表参道のメインストリートとはまったく違うゆっくりした空気感がありました。
アパートの屋上。屋上には上がったことはありませんでした。
現在の表参道ヒルズの一部にも当時の青山アパートメントの名残を見ることもできます。青山アパートメントの建材などを再利用して建築されています。
いかがでしたでしょうか?当時私はHeavenというテクノ系ファッションが揃っているお店に毎週のように通っていた思い出があり、調べていてとても感慨深くなってしまいましたが、みなさんも当時の思い出がよみがえってきたのではないでしょうか?