暮らしにとけ込むアイヌデザイン。錫製のテーブルウェアコレクション『イサプテ〈i-sapte〉』が登場

Japaaan編集部

アイヌ工芸の伝統が受け継がれる北海道・平取町二風谷(びらとりちょうにぶたに)から、暮らしにとけ込むアイヌデザインを発信する「二風谷アイヌクラフト」プロジェクトが、世界的鋳物メーカー「能作」とのコラボコレクションを発表しました。

「二風谷アイヌクラフト」は、二風谷の伝統工芸を未来へつなぐことを目的に、2020年10月に始動。世界的デザイナー・コシノジュンコ氏を総合デザインディレクターに迎え、二風谷の工芸作家とデザイナー/メーカーとのマッチングにより、現代の暮らしにとけ込む新たなアイヌ工芸を発信。

今回発表された「能作 × 二風谷アイヌクラフト『イサプテ〈i-sapte〉』COLLECTION」では、アイヌの心を表すと言われる伝統文様をまとった、錫製のテーブルウェアコレクション全9アイテムを展開。

隠鉢 13,750円 φ86×H60 筒形
盛台 16,060円 φ170×H32
平皿 10,450円 W188×D95×H16.5
扇皿(サラニプ/アオトラ)各9,350円 W95×D181×H16.5
豆皿(丸/角) 各6,050円 写真左:丸 φ88×H60  写真右:角 W86×D86×H60
カトラリーレスト(シク/モレウ) 単品 各2,200円 / 2種セット 4,400円 W90×H40

デザインコンセプトは、”対極”(※)における「丸」(自然や地球、宇宙という完全なる創造物を象徴する)と「角」(人間が理論に基づきつくり出す合理的なものを象徴する)を用いて、木を主な材料とするアイヌ工芸と錫でつくる能作の鋳物を対極と捉えました。異なる2つの文化をこのコンセプトで結ぶことにより、唯一無二のデザインを目指したといいます。(※)コシノジュンコのデザインコンセプト。2つの異質なものが相反しながらも融合することで生み成す美しさ。

創業107年の鋳物メーカー「能作」とアイヌ伝統工芸作家とのコラボレーションにより、現代の生活にとけ込む新たなアイヌ工芸となっています。アイヌ語で「もてなし」を意味する「イサプテ〈i-sapte〉」を冠したテーブルウェアで、もてなしの心を伝えています。

2023年2月10日(金)~2月23日(木・祝)の期間では、東京・代官山T-SITE 2号館1階(東京・代官山)にて、ポップアップショップ「錫と。アイヌ工芸と。」もオープン。『イサプテ〈i-sapte〉』コレクション 全9アイテムも登場します。

 
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