刀鍛治職人と最新のAI(人工知能)、そしてWeb3テクノロジーを融合させたという、これまでになかった日本刀のアート作品「TACHI」(タチ)が発表されました。
本作品は、大阪・奈良で400年以上の伝統技術を引き継ぐ15代目河内守國助である河内國平が、渾身の想いを込め制作した日本刀と、最新のAI(人工知能)とWeb3テクノロジーを融合させることにより、これまでにないデザインと新たな鑑賞方法を実現した作品。
日本刀の「太刀(たち)」という呼び名と、新たな価値を実現する希望を表す「立ち」を掛け合わせて、作品名「TACHI」(タチ)と名付けられました。
AI(人工知能)が最適解を導き出したデザイン
機械学習とクラウドコンピューティングをコア技術とするジェネレーティブデザインという最先端の3Dモデリング手法を導入して制作された日本刀となっており、快適なグリップ、強度の最大化、材料設定と使用量の最小化、デジタル製造プロセスなど各種パラメータを人工知能が受け取り学習し、最適な3Dデータを生成。
まるで動物の骨格や植物の葉脈を想起させるアウトプットは、職人が魂を込めた刀身に生命力を与え、これまでにない革新的なデザインとなっています、。
Web3テクノロジーによる作品価値の保証や流動化を実現
ブロックチェーンなどによるWeb3テクノロジーを活かし、デザインやデジタルファブリケーションにおける真正性やオーナーシップなどの課題を解決。実物の作品にも証明情報を刻印することで、リアルとデジタルで相乗的に価値を高めるデザインを実現しています。
今後、ニューヨークを始め国内外での展示、そして受注販売などの展開を予定しているそうです。