我こそ次の鎌倉殿…源実朝の暗殺後、将軍位を狙って挙兵した源頼茂の野望【鎌倉殿の13人】

時は建保7年(1219年)1月27日、鎌倉幕府の第3代将軍・源実朝(演:柿澤勇人)が甥の公暁(演:寛一郎)によって暗殺されてしまいました。

実朝には子供がおらず、このまま適切な後継者が見つからなければ、次の鎌倉殿が空位になってしまいます。

「だったら俺が立候補する!」

次期将軍に名乗りを上げたと言われる源頼茂(みなもとの よりもち)。知っている方も少ないであろうこの男、実朝らとは遠い親戚……ざっと7代前に枝分かれした一族です。

確かに源氏には違いないけど……果たして、その野望は成就するのでしょうか?

「自分たちこそ嫡流」源氏の棟梁として将軍位を狙う

源頼茂……多分登場しませんが、あえて「鎌倉殿の13人」にからめるなら源頼政(演:品川徹)の孫。実朝にとっては遠縁の伯父とも言える関係です。

「アイツらだけが源氏ではない!そもそも7代前に遡れば、我らこそ嫡流と言えよう!」

源頼朝(演:大泉洋)が生前、何かと源氏の嫡流だなんだと言いふらしていましたが、そんな主張には何の根拠もありません。

たまたま勝ち上がれたから駄法螺に中身がともなったようなもので、ならば今回の混乱に乗じて自分が鎌倉殿にねじ込んだっていいじゃないか。源氏だもの……。

そんな頼茂は『尊卑分脈』によると、この時41歳(治承3・1179年生まれ)。祖父・頼政が以仁王(演:木村昴)を担いで挙兵した折、頼政らの敗死後も平家の追及を逃れ何とか生き延びます。

頼朝が天下を平らげた後は大内守護(大内守護。大内裏の警固役)として鎌倉と京都の橋渡しを務めて来ましたが、内心では「自分の方が嫡流なのに」と思っていたのでしょうか。

そして実朝の死を知った頼茂は、将軍の座を狙って謀叛を計画します。

2ページ目 奮戦するも武運つたなく、火を放って自刃

次のページ

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了