江戸時代には花粉症がなかった!?江戸時代の国民病にはどんなものがあったのか?

みずめ

春といえば花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか。日本人の4人に1人がかかっているといわれる花粉症は、まさに「国民病」。

スギやヒノキは昔から日本に多く存在しており、日光街道など往来の多い杉並木もあったことから、さぞ昔の御先祖様たちも苦しんでいたに違いない…と思ったら、実は花粉症は現代になって発症するようになったもの。このことはご存じの方も多いかもしれませんね。

実は花粉症の発症は現代医学でも「真の理由」は分かっていないとのこと。
花粉に対して体がアレルギー反応を起こすというメカニズムは判明していますが、「なぜ現代になってから人がアレルギー反応を起こすようになったのか」の決定打はないままだといいます。

また、俗にいうアレルゲンをたくさん接種すると発症するという「バケツ理論」は理論的には間違いだそうです。花粉症への対症療法として減感作療法がありますが、これは徐々にアレルゲンを摂取する療法なので、バケツ理論と相反します。発症のタイミングは個人の閾値が関係しているようですが、どういうタイミングで免疫が作用するのかは、やはり謎のままです。

3ページ目 江戸の流行り病気とは

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