どんな戦いでも一番槍!その猛将ぶりから鬼日向と呼ばれた武将・水野勝成に迫る

雲川ゆず

2023年のNHK大河ドラマの主人公は江戸幕府を作った徳川家康。家康の偉業は様々なところで知られていると思いますが、彼のいとこの存在はあまり知られていないのではないでしょうか?

その名も、水野勝成(みずのかつなり)

授業などではあまり取り上げられることがないかもしれませんが、実は彼、いろんな意味で「スゴい」人だったのです!今回の記事では、そんな水野勝成に迫ってみたいと思います。

水野勝成とは?家康との関係は?

水野勝成(みずのかつなり)は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけて活躍した武将であり大名でもあります。

様々な地域の藩主を経て、備後国福山藩の初代藩主となりました。徳川家康の22歳下のいとこにあたります(家康の母が水野忠重(水野勝成の父)の姉にあたります)。

戦では一番槍!けれど父から勘当される

水野勝成は、子どものころから血気盛んだったといいます。初陣を飾った1579年の高天神城の戦いでは首級をあげ、信長からたいそう褒められたとか。

さらに、羽柴軍vs織田・徳川軍の戦いである1584年の小牧・長久手の戦いでは、勝成は一番槍。このどんな戦いでも一番槍を貫くスタイルは、若いときだけではなく大将になっても同じで、生涯変わらなかったといいます。

戦いで多くの功績を残した勝成ですが、1584年には父・忠重の家臣を斬ったことが原因で父から勘当されてしまいます。

3ページ目 そんな水野勝成に付いたあだ名は……

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