日本郵便から発行予定の特殊切手「切手趣味週間」の切手デザインが最高です♡ ぜひとも日本画、浮世絵ファンのみなさんにはコレクションに加えてもらいたい!
その切手デザインがこちらです。
切手趣味週間は、郵便切手が持つ「美しさ」や「芸術性」といった文化的価値を広く認識してもらうともに、切手収集の趣味の普及を図るため、1947(昭和 22)年に当時の逓信省が設定した「切手趣味の週間」をその始まりとしています。
今回の切手デザインは、過去の切手趣味週間に採用した浮世絵から 3 点が選ばれています。
喜多川歌麿「婦女人相十品 ポッピンを吹く娘」(東京国立博物館蔵)
女性の心理描写を描き出すことを得意とした歌麿が、遊びに夢中な、まだあどけなさを 残した若い娘を描いた作品です。翻った振袖の流れるような描線と優しい色彩がかれんな少女の魅力を伝えています。
東洲斎写楽「市川鰕蔵の竹村定之進」(東京国立博物館蔵)
役者絵を得意とした写楽は、1794(寛政 6)年 5 月から約 10 か月の間に 140 余図の作品を描き、姿を消しました。この図は、最初に出版された 28 図のうちの 1 枚です。この時期を 代表する役者市川鰕蔵のスケールの大きさが描き出されています。
鈴木春信「手鞠つき」(東京国立博物館蔵)
1年 12 か月の風俗を美人と子供の姿で各月 2 図を組み合わせて描いた 12 枚そろいのシリーズのうち、「正月」と題された図から「手鞠つき」の部分を切り出したものです。当初は羽 根つきで遊ぶ娘を描いた図と組み合わされていました。
切手10セットの1シート840円で発売されると共に、特殊切手「切手趣味週間」1 シートを収めた見開きの切手帳も発売されます。
特殊切手「切手趣味週間」は2022年4月20日(水)から全国の郵便局や郵便局のネットショップなどで発行予定です。