京都で京和傘を製造する「日吉屋」がクラウドファンディングのMakuakeで、晴雨兼用の和洋傘「ryoten」のプロジェクトを公開しています。
「ryoten(りょうてん)」は、和傘の美しさと自然素材+洋傘の利便性を併せ持つ、和傘でもなく、洋傘でもない、現代の使い方に合った、第3の傘として発表された傘で、ネーミングは江戸時代に実際に使われていた両天傘(りょうてんがさ)が由来になっています。
洋傘の骨は通常8~16本ですが、ryotenの傘骨は36本。親骨、小骨共に自然の竹が使われており、放射状に広がる繊細な竹骨の規則正しさと、傘が真円に近くなることにより、和傘のような美しさが魅力的。
カラーは空、墨、若草、真紅の4色展開。
本来の和傘は和紙を張りますが、防水の為に油引きなどが必要になりますが、「ryoten」の生地には、和紙のような見た目の撥水したポリエステル不織布を専用に開発し使用されています。
和傘は閉じたときに生地が内側に仕舞われる構造です。雨天時は水滴が洋服などに触れにくいデザインになっています。そして、ryotenは主な材料が竹のため、重量は約250gと、とっても軽いのもポイントです。
柄はスライドシャフトを採用し、伸縮して短くコンパクトに。また専用傘袋付きで手軽に持ち運べます。
近年は手軽にビニール傘が買えますが、傘の消費、利用頻度の高い日本で暮らしているからこそ、デザインや使い心地にこだわった傘で、雨の日の気分を上げて行ければ素敵ですね。
ryoten スペック
- サイズ:直径860mm×長さ690mm(傘を広げた状態)、直径45mm×長さ545mm(収納時)
- 本体素材:木、竹、ポリエステル不織布、アルミ、ポリカーボネート、合皮
- 袋素材:合皮、T/C(テトロン/コットン混紡)