米国の有名旅行雑誌「Travel + Leisure」が行った2014年の世界人気都市ランキングで「京都」が初の1位を獲得しました。
同誌は1937年創刊の月刊誌で、主な読者層は年収1000万以上のセレブ達。富裕層を忠心に毎月約100万部を売り上げ、世界的に強い影響力があるとされています。
読者投票によるランキングWorld’s Bestは、都市の他にもホテル、島、クルーズライン、空港、スパのカテゴリでも世界No.1を格付けしています。
京都は人気都市部門で、2012年に9位で日本の都市では初めてのトップ10入りを果たした後、13年は5位とさらに順位を上げ、2014年はついに、世界の頂点に。
審査は風景、文化・芸術、食べ物などの5項目で採点されます。同誌から連絡を受けた京都市観光MICE推進室によると、食べ物や文化芸術の得点が高く、好成績につながったとい、同室は「和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された効果が大きいのではないか」と分析しています。
Japaaanで以前お伝えした「外国人がクールと評価した日本の観光スポット」の中にも、京都の名所がランクインしています。
門川大作市長は「世界一の観光都市の名にふさわしいまちであり続けるため、引き続き京都ならではの景観やおもてなしで観光客の皆様に感動していただけるようにしていきたい」と話しています。表彰式は24日に米国ニューヨークであり、市幹部が出席する予定だそうです。
京都では日本政府観光局とも連携して海外でのプロモーションを行ったり、一般の外国人旅行客に実施したアンケートでの不便・不満の声を解消するべく、英会話のできるタクシー運転手を増やしたり、市街地の表示を英語でわかりやすく変えたり、インターネット環境を整備したり、様々な細かい気配りを行ってきました。
もともと魅力的な都市ですが、国内外の観光客のために努力を積み重ねた結果の第1位なんですね。納得。
世界人気都市ランク、京都が初の1位 米有名旅行誌が選定.: 京都新聞
World’s Best Cities 2014 Winners List | Travel + Leisure