江戸時代に最盛期をむかえていた浮世絵は風景画、人物画、風俗画などさまざまなものをテーマに描かれていました。妖怪や化け物、幽霊もまた浮世絵では人気のテーマです。
今回紹介するイベントは妖怪や化け物が描かれた浮世絵の面白さを探ることが出来る展示会「江戸妖怪大図鑑」です。東京都 太田記念美術館で2014年7月1日〜9月25日の機関で開催されます。
鬼や天狗、土蜘蛛などを始めとする「化け物」。お菊やお岩などの「幽霊」。蝦蟇や蛇を操る「妖術使い」など、浮世絵に描かれてきた妖怪たちの作品約270点が公開される予定です。
妖怪を描いた浮世絵作品は怖いだけのものではなく、中には滑稽であったりついつい笑ってしまうようなユニークなものまで様々な作品が存在しまよね。今回公開される浮世絵の作者は葛飾北斎や歌川国芳など有名どころから菱川師宣から月岡芳年まで、さまざまな作風を楽しめそうです。
「江戸妖怪大図鑑」は会期を3部に分けそれぞれにカテゴリーを絞って行われます。
第1部:化け物(2014年7/1(火)~7/27(日))
第2部:幽霊(2014年8/1(金)~8/26(火))
第3部:妖術使い(2014年8/30(土)~9/25(木))
妖怪や幽霊シーズン真っただ中の時期に「江戸妖怪大図鑑」で肝を冷やしてみては。