江戸時代+日本地図といったら…そう伊能忠敬。江戸時代の測量家として日本人にはおなじみの商人。伊能忠敬は1800年から1816年までなんと17年をかけて日本地図を完成させました。
この度、そんな伊能忠敬が地図を完成させるはるか100年前に作られた日本地図が発見されました。今からおよそ300年前、8代将軍の徳川吉宗の命により作成された縦1.5メートル、横3.3メートル余りの日本地図原図です。
今回発見された日本地図は本州、四国、九州の正確な位置が描かれているとのこと。
全国で203か所定めた基準点から富士山をはじめ目標となる山などに向け赤い線が引かれているのが特徴で、目標の正確な方角を測量したうえで、各藩から提出させた地図を組み合わせて作成したことが、うかがえるということです。
300年前に測量し作製 日本地図を発見 NHKニュース
この日本地図の存在は幕府の資料から明らかにはなっていましたが、原図が発見されたのは今回が初めて。今回発見された原図は、古地図を集めている男性が広島県立歴史博物館に寄託した古地図の中から発見されたそうです。
Japaaanでも紹介した坂本龍馬の暗殺直前の直筆の手紙原稿発見や偽物説あった「西郷隆盛の首」が本物だったことが明らかにというニュースもありましたが、個人所有の資料が歴史的に重要なものだった…ということってなかなかのペースでおこっているように感じますね。