青春出版社から『色の名前の日本史』という、非常にそそられるタイトルの書籍が新発売されました。
万葉以前の古から、日本人は美しい自然の中にあふれる色彩を衣服に染めて楽しんできました。さらには陶磁器や家具、調度品、あるいは鎧兜などの武具に至るまで、様々な色彩を取り入れて色を表現してきました。
本書は、数多くの日本の伝統色を取り上げ、それにまつわる歴史的な逸話や染材などを紹介するというもので、四季を楽しむ全138色を掲載。色見本も付いています。
日本の伝統色をデザインの観点から紹介する書籍は数多く存在しますが、伝統色をもとに、その色に関連した歴史を掘り下げていくというのは、とても面白いスタイルだと思います。
歴史、デザイン、ファッションなど、さまざまな分野に携わる人が楽しめる内容になっているのではないでしょうか。
『色の名前の日本史』は¥1,078で発売中です。