「敵は本能寺にあり!」
「……是非に及ばず!」
戦国時代、天下布武を唱えて乱世を駆け抜け、天下統一を目前にしながら明智光秀(あけち みつひで)の謀叛によって非業の死を遂げた織田信長(おだ のぶなが)。
いわゆる「本能寺の変」において、従来の映画やドラマ、歴史小説などでは、たいてい光秀本人が信長を襲撃、焼け落ちる本能寺を前にする描写がなされています。
しかし史料的な裏づけに乏しく「光秀が本能寺の現場にいたかどうか」について議論され続けてきましたが、最近「光秀は現場にいなかった」とする学説が提唱されたのでした。