香川県で生産されているとても希少なお砂糖「和三盆」の糖蜜から造ったというラム酒が、クラウドファンディングに登場しました。
ラム酒の原料はサトウキビの絞り汁ですが、「和三盆ラム酒」は香川県の伝統特産品である和三盆の原料となる”竹糖”という、四国に古くからある在来種を使って造られています。
和三盆は江戸時代より受け継がれてきた伝統的な製法により製造されているもので、竹糖の搾り汁を使い蜜を抜いた後、盆の上で三度研がれることから和三盆という名前がつけられました。
こうして出来たお砂糖は上品な甘さと極上の口溶けが特徴で風味だけが余韻で残ります。和三盆糖は、そのものを押し固めた和菓子でもお馴染みですね。
「和三盆ラム酒」の気になる味わいは、一般的なラム酒特有の癖が少なくスッキリとした味わいが特徴で、カクテルにも向いていますが、柑橘を絞ってソーダで割るなどシンプルな飲み方もいけるそう。
クラウドファンディングのプロジェクトでは、すっきりとした味わいが特徴の蒸留したばかりの”ホワイトラム”での提供ですが、今後は樽熟成を行い年月をかけて濃厚なとろみと色合い、まろやかで風味豊かな、ゴールドラムやダークラムへと成長させたいと考えているそうです。
和三盆を作る時に出てきた糖蜜を蒸留してできたラム酒は、現在、クラウドファンディングのMakuakeで支援を募っています。支援額は5,500円(税込)から。