近年、葬儀のかたちは多様化し、現代のスタイルに合った葬儀が多く見られますが、今回紹介するのは、葬儀に必要不可欠な棺桶(かんおけ)。棺桶と言ってもよく見られる木棺ではなく、純国産い草の棺桶。その名も「みどりのお棺」です。
株式会社doodeが発表した、い草の棺桶「みどりのお棺」は、世界初のお棺で、福岡県大川市の純国産い草を全面に使用しています。
い草には消臭・殺菌作用があり衛生的。さらに、「みどりのお棺」には特許を取得した独自製法のお茶カテキン染のい草を使用しており、より高い殺菌効果が実証されているんだとか。
不純物を一切含んでいないため、焼却する際も有害物質は排出しません。デザイン形状はシンプルに、故人への温かい尊びの気持ちを再現。なるべく角を落とし細部を丸くあしらうことで全体的にやさしくやわらかな印象を与えるデザインになっています。
色や織り方、装飾はオーダーメイドによりアレンジ可能とのこと。
「みどりのお棺」の開発は、伝統産業(い草産業)、伝統文化(葬儀・葬式)の衰退もきっかけになっているそうで、衰退していく現状に対してのアンサーとも言える商品になっているのですね。
近年は、葬儀や棺をオーダーメイドでつくることも少なくありません。終焉をデザインする際に、純国産い草の棺桶「みどりのお棺」を選択肢に加えてみても良いかもしれませんね。
「みどりのお棺」は2月3日(月)から発売中です。価格は500,000 円(税抜)。