「さぬきうどんタイムカプセル」開催。「昭和49年うどん」と「近未来うどん」食べ比べ

独虚坊

一時期、うどんの粉を買いに讃岐・香川へ出向いてた時期があります。

いや、もちろん、粉だけのために訪讃してたわけではありません。行ったからには、うどんもしっかり食べてました。しかし、粉購入を主たる目的として訪讃してたことがあるのは、事実です。

「通販で買えよ」という話ですが、安価な18きっぷ+現地でうどんも食えるメリットの魅力があって、レンタサイクルで製粉所をめぐったりしてたわけですよ、粉入れるでっかいリュック背負って。

当然ですが、買った粉はうどん打ちに使います。好事家の間では信仰に近い支持を集める日讃製粉の「緑あひる」、讃岐うどんのダイナミズムと共に京うどんに近い繊細さも併せ持つ木下製粉の「白バラ」など、感銘を受けた粉は多いですが、自分で打ったうどんが香川の「あの感じ」に一番近づいたのは、吉原食糧の「白鳳」でした。


「あの感じ」とはどんな感じという話ですが、ちょっと、説明しにくい。「あの感じ」です。あの色、あの味、そして何より香川の麺にしかないあの独特の軽やかさ。食べた瞬間「あっ」と声が出て、自分の狭い部屋に香川の穏やかな田園風景が広がったような気がしたものです。

「白鳳」と同時に購入した、昭和40年代からのロングセラーだという「ナンバードア」は、一転してバッキバキ系。讃岐うどんもやはり進化・変化を続けてるんだなあと思いましたが、そんな進化・変化を具体的な形で見せてくれるイベント「さぬきうどんタイムカプセル」が、その吉原食糧で3日、行われました。

このイベント、昔のうどんと最新型のうどんを食べ比べるというもので、毎年文化の日に開催されてます。今年は、昭和49年頃に売られていた「昭和49年うどん」と、開発中の製粉技術を用いた「近未来うどん」を比較。参加者の意見では、やはり「昭和」の方は硬めの仕上がりで、「近未来」の方がモチモチ系だったそうです。

食感がどう変化しても、香川のうどんの「あの感じ」は生き続けると思いますが、それにしても、近未来か。食べてみたいな。打ってみたいな。また出かけようかな、粉入れるでっかいリュック背負って。

H25/11/3 第7回 さぬきうどんタイムカプセル – 吉原食糧

昭和49年と近未来/家族連れら、うどん食べ比べ – 四国新聞

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