全国には同じ名前の神社がたくさんあります。
例えば諏訪神社や浅間神社・天神様などもそうです。そしてその中でも一際数が多いのが八幡神社です。○○八幡宮・八幡神社・若宮神社などの名称のものがそうで、大分県の宇佐神宮を総本宮としています。
八幡神社でおまつりしている神様は八幡神といい、応神天皇のことだそうです。八幡神の最も代表的なご利益は武勇長久、そして勝利祈願や出世開運です。これは戦いに勝利していった応神天皇の功績をもとにいわれているご利益といえます。
また、八幡神社では八幡神以外にも、縁結びの比売大神がまつられていたり、応神天皇の母である神功皇后をまつることで子孫繁栄や子育てのご利益が得られるところもあります。
八幡神社では、このように八幡神以外の神様を一緒にまつり、その組み合わせによって様々なご利益が得られるのです。
八幡神社というと鳩を思い浮かべるという人も多いのではないでしょうか。確かに八幡神社には鳩が多くいるイメージがありますし、鶴岡八幡宮のある鎌倉にはその鳩を元にして作られたお菓子「鳩サブレ」まであります。
八幡神社といえば鳩がいるという印象が強くある通り、鳩は八幡神の使いと言われています。しかし、なぜ鳩が使いなのかという点に関しては、謂れなどはよく分かっていないようです。
古くからそのように言われてきているということは分かっていますので、もしかすると何か土着の信仰などと合わさっていった結果なのかもしれません。