東京オリンピック2020大会に向けて、日本を代表する様々なクリエーター&イノベーター(文化人、芸術家、学者、etc)がそれぞれの想いを表現する「ONE TEAM PROJECT」という特別プロジェクトがスタートしています。
そしてこのほど、シリーズが40周年を迎えた機動戦士ガンダムと、JAXA、東京大学がコラボレーションし、壮大な企画を計画しています。それはなんと、機動戦士ガンダムに登場する”ガンダム”と”シャア専用ザク”を宇宙空間に放出する!というものなのです。
この計画は「宇宙から東京2020エール!」というコラボ企画の第二弾で、第一弾ではJAXAと漫画「宇宙兄弟」がコラボしました。
第二弾では東京大学の協力のもと、ガンダムとシャア専用ザクをリアル宇宙空間に放出するという企画。
「あんな大きなモビルスーツをどうやって?」
実際に使用されるのは実はプラモデル「ガンプラ」。ガンプラを搭載した、小型衛星G-SATELLITEを開発し、JAXAの協力により、2020年3月~4月頃(予定)にISSから宇宙空間に放出する予定となっています。
小型衛星に搭載するガンダムとシャアザクのガンプラはまずコックピットに格納されており、小型衛星が地球周回軌道に乗った後にコクピットを展開し、ガンプラが宇宙空間に放出されます。
ガンプラは特別仕様で、足元にメッセージを表示できる電光掲示板を搭載し、目は5色のオリンピックカラーに光る予定。放出されたガンプラを撮影するために小型衛星には7台ものカメラが設置されるとのこと。
リアルサイズのモビルスーツでは無いと言っても、プラモデルを宇宙空間に放出するには様々な技術を必要とします。この計画が大きな一歩となり、将来的にはリアルガンダムが宇宙空間に放たれる日が訪れるかも?
宇宙空間への放出は2020年3月~4月頃を予定しており、2019年12月には小型衛星の新たな情報が発表予定となっています。