雨の季節というと梅雨をどうしても思い浮かべてしまいますが、そんな梅雨と同じくらい雨の降りやすい季節があります。
それが秋です。
そのため、秋は傘がよく活躍する季節です。
私たちが普段使っている傘は洋傘と言われています。
洋傘の場合には傘を閉じてから布部分をくるくるっと巻きつけて収納します。
手軽に使えますし、使用後のお手入れも気を使うことはありませんし、比較的安価に購入することができるものが数多く揃っています。
一方、日本には奈良時代の頃に中国から伝わってきたと言われている和傘という伝統的な傘があります。
時代劇の登場人物や舞妓さんが差しているので見たことがあるという人も多いことでしょう。
和傘は洋傘とは違い、竹と和紙でできています。
そのため、何だかお手入れにとても手間がかかりそうなイメージがありますし、そもそも雨の日に和紙って・・・?と思ってしまうかもしれません。
和傘は防水のために油をひいてありますので、もちろん雨の日に使うことができます。
そして使用後には水切りをして水気をふき取ってから陰干しをしておけばOKです。
陰干しは少し面倒に感じるかもしれませんが、これは洋傘でも必要なお手入れですよね。それと同じようにしていけば良いのです。
ただし、どうしても素材が和紙のため、どんなに丁寧に使用していても傷んでしまいますし色味なども変わってきてしまいます。
そうした年月による変化も愛でながら使用していけたら良いかもしれませんね。
和傘を取り扱っているというお店は非常に少ないのですが、以下のようにインターネットなどを中心に購入することが可能です。
秋にぴったりな紅葉などのきれいな柄のものがたくさんあるのも和傘の魅力です。
ちょっと手を出しにくく感じてしまう和傘ですが、秋雨の季節に向けてぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに海外では以前紹介した「Brelli」という傘が和傘風でオシャレですよ。