「ダマスカス鋼」という素材をを知っていますか?刃物用の鋼材で、異なる金属を重ね合わせ折り返し鍛錬し磨き上げることで、木目状の美しく魅惑的な模様が浮かび上がります。
古来より刀剣等に使用されてきましたが、現在では高級包丁や高級ナイフにも使用されています。そんなダマスカス鋼と日本の伝統工芸品である「組紐」を融合させたステキなブレスレット「MUSHA Damascus bracelet」が発表されました。
「MUSHA Damascus bracelet」は、以前Japaaanで紹介した、日本刀と織田信長をイメージした腕時計「MUSHA Damascus Watch」をクラウドファンディングで発表し話題となった岐阜県関市のブランドが、第2弾として製造したもの。
関市は日本刀、刃物類の製造の町として有名ですが、市内の各メーカーでもダマスカス鋼は包丁用の材料として利用されています。ダマスカス鋼は素材の違い、重なり合う素材の層の違いにより模様の浮かび上がり方は全く異なり、一つとして同じ物は生まれません。
この特性を活かした面白いプロダクトを作れないかと考え、ブレスレットが第2弾として発表されたわけです。
ブレスレットのストラップ部分には「組紐」と、パラシュートに使用される「パラコード」というナイロン製の紐が使われています。組紐は古来から、神社や寺、衣服、鎧兜、日本刀の下緒などあらゆるものに使用されてきました。映画「君の名は」では組紐が物語のキーになっていましたね。
ブレスレット用の組紐は「江戸打」と呼ばれる組紐を使用。「江戸打」は一般的によく見られる代表的な組紐で、今回は黒と白の絹糸をベースに、ラメ糸という光沢の出る糸を織り込んで、更にそこに青色と赤色の絹糸を細かく織り交ぜ、美しいデザインに仕上げられています。
紐のカラーは、パラコードタイプは、ブラック、グリーンカモ、ピンクカモ、トリコロールの4色。組紐タイプはブラックxシルバー、ホワイトxピンクゴールドの2色で展開しています。
硬質的な中にも魅惑を感じる模様が美しいダマスカス鋼に、古来から様々なシーンで使われてきた伝統的な組紐を組み合わせたこれまでにないブレスレット「MUSHA Damascus bracelet」。みなさんならどんなスタイリングに合わせますか?
「MUSHA Damascus bracelet」は現在、クラウドファンディングサイトでプロジェクト挑戦中です。