愛刀も展示!幕末のイケメン武士として話題になった「渋沢平九郎」の展覧会が開催

増田 吉孝

幕末〜明治のイケメン武士としてネットやメディアで話題になった「渋沢平九郎」という人物をご存知でしょうか?彼は幕臣で後に実業家として活動した渋沢栄一の養子で、幕末維新の時代に20歳という若さで自刃し最期を遂げた人物。

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彼の名がより多くの人に知られるようになったのがこの写真。

とても凛々しい姿がイケメンすぎると話題になりました。

この1枚の写真から渋沢平九郎という名は、より知られるようになりましたが、彼の生涯にスポットを当てた展示会などはあまり行われたことがありませんでした。が、現在、彼を養子として迎えた渋沢栄一の資料館「渋沢史料館」で、展覧会「渋沢平九郎 – 幕末維新、二十歳の決断 -」という企画展が始まっています!

今年は鳥羽伏見の戦いを機に戊辰戦争がはじまってから150年、平九郎没後150年になります。慶応3年(1867)、幕臣となっていた渋沢栄一は、将軍名代の徳川昭武に随行して渡仏しました。その際、平九郎は栄一の養子となり江戸で幕臣の子としての生活をはじめます。

新政府軍が江戸へせまるという事態に直面し、平九郎は彰義隊結成に参画します。そこから分離した振武軍に参加して飯能(現・埼玉県飯能市)において新政府軍との戦いに臨みました。

本展では、20歳で亡くなった平九郎が幕末維新の激動期にどのような決断をして行動したのかを、その想いとともに紹介されます。

さらに本展では、新政府軍が江戸にせまる状況のなかで、先を見通せない心境を渋沢栄一に宛てて綴った書簡や、平九郎が生前利用していた佩刀(はいとう)も展示されることになっています。(佩刀展示は7月12日~9月11日)

激動の時代の中を駆け抜け、若くしてこの世を去った渋沢平九郎。彼の生涯にスポットをあて、渋沢栄一との関係についても紹介される展覧会。幕末期の日本の歴史に興味のある人にとっては見逃せない展覧会かと思います。

展覧会「渋沢平九郎 – 幕末維新、二十歳の決断 -」は2018年7月12日(木)から12月9日(日)の期間、渋沢史料館で開催されています。

渋沢平九郎 ―幕末維新、二十歳の決断―

 

渋沢平九郎 ―幕末維新、二十歳の決断―

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