やっぱ擬人化好きの国!家紋を擬人化して後世に伝える「家紋無双」が遂に書籍化し発売

増田 吉孝

家紋を擬人化させるという、古くから続く”擬人化好きニッポン”ならではのとってもユニークな発想の「家紋擬人化プロジェクト」。クラウドファンディングでチャレンジしている際に紹介しましたが、

ついに家紋まで!由来や意味をイラストに込める「家紋 擬人化プロジェクト」始動!

日本人は昔から擬人化好き?と思えるほどに、日本文化に擬人化はつきもの。様々な動物を擬人化し描いた平安時代の絵巻物・鳥獣戯画にはじまり、江戸時代に開花した浮世絵でも、多くの擬人化作品が描かれていました。…

遂に家紋擬人化プロジェクトの目標であった書籍化が実現することになりました!しかも明日発売って展開速いぞ!

家紋無双

家紋擬人化プロジェクトでは、自分の家紋を知らない人にこそ家紋に興味を持ってほしいという思いのもと、親しみやすい「擬人化」という手法を活用。擬人化されることでより多くの人に家紋文化、歴史を知ってもらい、後世に伝えていくことを目的としています。

家紋は家を表す象徴であり、各家に代々伝わる家の歴史。家紋には「子孫繁栄」「武運長久」などを願う祖先の思いが込められていますが、擬人化にあたってそういった背景なども盛り込んだデザインを意識しているそうです。家紋の擬人化については、全キャラクターのコンセプト制作から家紋研究家の森本勇矢さんが携わっているとのこと。

書籍の中では、使用諸家の多い掲載82家紋をすべて擬人化し掲載されており、一部の擬人化された家紋を見てみてもかなりバラエティ豊かなキャラクターが誕生している様子です。

さらに擬人化だけでなく、家紋が生まれた背景や由来を解説し、どうして家紋として採用されたのかも解説しています。擬人化された家紋をきっかけに、家紋のさらに深い部分を知る…これこそがこのプロジェクトの目的であり、求められているものなのかもしれませんね。

代表紋と派生紋など含め合計902種の家紋が掲載されているので、家紋事典としての要素もありますね。ステータスや都道府県別分布図など見せ方もユニーク。

自分の家の家紋を知っていても他の家紋まではなかなか調べることってありませんから、この書籍をきっかけに家紋の奥深さを学んでみるのも良いかもしれません。

家紋無双は7月6日(金)から発売。価格は1,300円+税。

 

家紋無双 – Amazon

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