世界30カ国の黒澤映画の多彩なポスターが集結「没後20年 旅する黒澤」開催

増田 吉孝

2018年は黒澤明監督が逝去してから20年の節目の年。その年に”世界のクロサワ”をあらためて実感できる、素敵な企画展が開催されます。それが、4月17日(火)から開催される「没後20年 旅する黒澤明」です。

本展は国立映画アーカイブの開館記念として企画された展覧会で、黒澤明監督の映画作品のポスターが展示されるのですが、そのポスターというのが、黒澤映画が世界中で上映されたときのポスターなんです。

展示される海外ポスターは黒澤明研究家である槙田寿文さんのコレクションで、世界30カ国の黒澤映画のポスター84点。さらに黒澤監督と海外との関わりを示す資料なども展示される事になっています。

映画ポスターは各国でデザインが様々で、映画をデザイナーがどのように解釈したかはもとより、その国の文化や国民性が反映されていることもあるでしょう。数点見ただけでも日本版ポスターとは全く違うテイストですね。

黒澤映画の各作品が海外でどのように解釈されていたのかを垣間見れそうな本展、映画ファン、黒澤ファンはもちろんのこと、デザインに携わる方もインプットできることが多そうな企画展ですね。

国立映画アーカイブ開館記念「没後20年 旅する黒澤明」は、2018年4月17日(火)〜9月23日(日)の期間、国立映画アーカイブ 展示室で開催されます。

国立映画アーカイブ開館記念「没後20年 旅する黒澤明」

*料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。
*( )内は20名以上の団体料金です。
*学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
*国立映画アーカイブの上映企画をご覧になった方は当日に限り、半券のご提示により団体料金が適用されます。
*2018年5月18日(金)は、「国際博物館の日」(毎年5月18日)を記念して展示を無料でご覧いただけます。

 

没後20年 旅する黒澤明 槙田寿文ポスター・コレクションより

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了