この”かぶき”はハンパない!新スタイル和文化雑誌「ぶ ー江戸 かぶく 現代ー」を買ってみた

増田 吉孝

先日Japaaanでも紹介した、これまでに無いまったく新しい和文化雑誌「ぶ ー江戸 かぶく 現代ー」。3月9日に創刊し、早速JapaaanでもAmazonで購入してみました。

まずAmazonから届いたダンボールの大きさに驚きました(笑)。Amazonの梱包は商品よりも遥かに大きいダンボールで届けられることはよく知られていますが、雑誌とは思えないダンボールのサイズ感にびっくり。

それもそのはず。「ぶ ー江戸 かぶく 現代ー」の雑誌サイズはB4サイズ。通常の雑誌ではあまり使われることのない大きい判型なのです。

表紙を見た時点ですぐ、この大きな判型の恩恵を受けていることを実感します。表紙と裏表紙を飾っているのはSHOHEI(大友昇平)さんのボールペン画。ボールペンで描かれた線一本一本が見て取れます。

そして表紙をめくると、まず最初に飛び込んでくるのは「江戸のつづき」という言葉。この言葉から雑誌のコンセプトの一片が伺えます。

切腹ピストルズのライブ写真とインタビューから始まる本誌、ページをめくる度に、これまで私の頭の中にこびりついていた”和文化”という言葉の固定概念がどんどん剥がされていく感覚を覚えます。

次々と目に飛び込んでくる魅力的なビジュアル。大きい判型であることで通常の雑誌とは迫力が全く違います。かといってビジュアルブックという枠に収っているわけではなく、読みもの系のコンテンツも充実しています。個人的には ”男子こそ、振袖を着るべきである” という言葉からはじまる、 西端真矢さんによるコラム「着物永久進化論宣言」がかなり心揺さぶられました。

KAPUKIが発信する和文化のカルチャー誌ということもあり、雑誌に登場する着物やそのスタイリングはハイセンスで、新鮮に感じるものばかりなので、着物に関心のある方はきっと楽しめるとおもいます。

自身が伝統文化に感じていた概念をアップデートしてくれる、とても刺激的な雑誌だと思いますので、受信アンテナをビンビンに立てながら読んでみることをオススメします。

新・和文化雑誌『ぶ -江戸 かぶく 現代-』

 
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