2018年は明治維新から150年。このメモリアルイヤーに合わせて、明治維新をテーマにしたイベントや商品がすでに色々と登場しています。さらに2018年のNHK大河ドラマは「西郷どん」。幕末ファンにとってはとても楽しみな年になることでしょう。
浮世絵専門美術館の太田記念美術館でも明治維新に関連した展示が新年早々に予定されています。1月5日(金)から開催されるのは、「明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵」です。
本展では、幕末・明治の浮世絵師たちが制作した作品約150点が展示されます。戊辰戦争や文明開化…政治的にも文化的にも大きな変化が起こった明治維新。当時の浮世絵作品にももちろんそんな時代が反映されたものが多く存在します。
浮世絵といえば葛飾北斎、歌川国芳、歌川広重と言った江戸時代の絵師たちが人気が高いですが、明治初期にもさまざまな絵師たちが活躍していました。歴史画を得意とした月岡芳年、そして光線画の使い手・小林清親、文明開化によって西洋の絵画技術を取り入れた作品も増えていきました。
本展ではさらに、NHK大河ドラマ「西郷どん」の主役である西郷隆盛に注目。明治時代の浮世絵には西郷隆盛はどのように描かれていたのか?西郷隆盛が描かれた浮世絵8点が紹介されます。
幕末〜明治時代の歴史への関心が高まることが予想される2018年。明治維新150周年の幕開けに本展を楽しんでみてはいかがでしょうか。「明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵」は2018年1月5日(金)~2月25日(日)の期間、東京原宿の太田記念美術館で開催されます。