日本の布にもう一度命を吹き込む。「着物リメイク」と聞いて何を連想しますか?

着なくなった着物、どうする?

着物をほどいて洋服や小物に作り変えることが、パッと頭に浮かぶひとは多くはないかもしれません。「着物リメイク」とは、日本古来の着る衣服(和服)をほどき現代のファッション性のある洋服や小物へ変化することを言います。着物リメイクは衣服として着なくなった「着物(和服)」を現代風にアレンジして再利用をします。

着物のリフォームとリメイクは似ていますが、ちょっと意味合いが異なります。違いは、リフォームは裾直しやウエスト詰めなどサイズ直し的なものが主流でデザインそのものには変化がなく、リメイクとは、デザインの変化(英語でre make=作り変える・再生)を含め、仕上がりが全く変わるもののこと。

幕末に洋服が入ってきてから、従来の日本の衣服を「和服」と呼ぶようになり、さらに「着物」と置き換えられるようになりました。 そして時代が進み、日常生活で頻繁に洋服が用いられるようになり「着物」から「着る物」という本来の意味は薄れていき、「和服」の意味が濃くなっていきました。「和服」のことを「着物」ということが主流となったのです。

2ページ目 着物リメイクやってみようかな、というときは

次のページ

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了