葛飾応為や渓斎英泉って誰?NHKドラマ「眩 ~北斎の娘~」放送直前に予習

小山 桜子

2017年9月18日(月・祝)に、NHKにて宮崎あおいさん主演の特集ドラマ「眩(くらら)~北斎の娘~」が放送されます。「エッ、葛飾北斎の娘って、くららって名前だったの!?」と思われる方がもしかするといるかもしれませんが、もちろん違います。本作は直木賞受賞作家・朝井まかてさんの同名小説が原作なのです。

主人公は葛飾北斎の娘「お栄」

主人公の葛飾北斎の娘は「お栄」という名前です。葛飾北斎には何人も子供がいましたが、三女であるお栄がもっとも北斎の画才を受け継いでおり、生涯北斎の傍で彼の創作活動を手助けしながら、自身も絵を描き続けました。お栄の画号は「葛飾応為(かつしかおうい)」。なんだか難しい名前だな、とお思いかもしれませんが、何のことはありません。北斎がお栄を呼ぶ時に「おーい、おーい」と呼んだから、葛飾応為になったと言われています。

もちろん稀代の天才浮世絵師葛飾北斎の画力は言わずもがなですが、この応為の画力も生半可ではありません。天才の子はやはり天才なのでした。

3ページ目 ドラマには天才絵師・渓斎英泉も登場

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