月々500円で世界中がお墓になる時代がやってきました。
スマ墓(スマボ)は、以前Japaaanでご紹介したAR技術を活用したお墓参りができるアプリ「Spot message」による、新しいお墓のカタチ。
お墓参りの新しいカタチ?AR技術と位置情報を活用して故人のメッセージをお届けするアプリ
サービスでは、月額500円で骨壷2つまでの遺骨を15年間預け、遺族の好きな場所を慰霊場所=お墓としてGPS情報を登録。故人との縁の場所に訪れるとアプリを通じて予め登録されたメッセージが現れ、参拝者はメッセージを見ながらお参り、慰霊を行うという仕組みとなっています。登録場所は、自宅や近所、生まれ育った土地、思い出の旅行先、一緒に散歩した公園、世界中のどこでも好きな場所を設定できます。
預けたお骨は最大15年間保管され、保管期間終了後は合葬されますが、希望により預入中の15年間はいつでも返却可能となっています。都合のよいタイミングで帰ってきてもらえるので、新たにお墓を立てたりするまでの一時的なお墓としての利用もできます。近年、お墓に関わる悩みや問題を抱える人は増加傾向にあり、こういったフレキシブルな対応可能なサービスは、遺族の不安や負担を解消する一手となりそうです。
スマ墓は毎月500円のお手頃価格のサービスですが、生前にサービスを申し込むと死後1年目は月々の費用が無料になるとのこと。サービス提供元の株式会社良心石材では死後1年間は故人の喪に服し、遺族の精神的、経済的負担を軽減するために無料にしたそうです。あたたかい心遣いですね。
これまでとは違うお墓、慰霊の形。低価格だからといって、故人を偲ぶ気持ちに変わりはありません。
スマ墓で利用するアプリ「Spot message」では、すでにお持ちのお墓を登録できるので、お墓参りのたびにご先祖さまからのメッセージを受け取ることも可能。最新技術で手のひらの中に大切な人の思い出が呼び出され、持ち歩けるというつながり方は、現代ならではのお参りのカタチとして広がっていくかもしれませんね。
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Source:PR Times