大阪市立図書館がオンライン公開しているデジタルアーカイブ上の画像が、3月からオープンデータとして提供スタートしていますよ!同館がオープンデータとして公開しているのは著作権の切れた画像などで、開始時点では対象となるデータは約6千点、画像約13万枚を超えています。
オープンデータ化されたことで何ができるのか?
該当するコンテンツはCC(クリエイティブコモンズ)ライセンスのCC-BY4.0で提供されており、著作者名・タイトル・刊行(公表)年に加えて同館のコンテンツを利用している旨を明記すれば、営利・非営利に関係なく自由に利用することが可能なんです。さらに「改変」の明記をすることでデータを改変して利用することもできます。
この試みは大阪市のオープンデータの取り組みの一環として行われているもので、公共図書館としてははじめての試みなんだとか。
対象コンテンツは著作権が切れているものになり、Japaaan読者にはうれしい浮世絵や古文書、古写真などが中心。見始めると時間の経過を忘れてしまう時間泥棒的なデータが目白押し。
オープンデータコンテンツの探し方
同館のデジタルアーカイブからオープンデータとして提供されているものを探すには、以下の手順で簡単に絞り込めます。
1、大阪市立図書館デジタルアーカイブにアクセス
大阪市立図書館デジタルアーカイブの検索ページにアクセスしてください。
2、フリーワード検索
検索ページのフリーワード部分に「 CC-BY 」という文字を入力します。
3、検索
検索ボタンを押すとオープンデータだけが絞り込まれた結果が表示されます。
海外の博物館や美術館ではこういった試みを積極的に行っているところが少なくなく、メトロポリタン美術館が数十万件規模のデータを営利目的で利用可能な状態で無料公開した時には大変話題となりました。
こりゃすごい〜っ!メトロポリタン美術館が浮世絵や日本画を含む美術作品を無料公開!商用利用OK
先日紹介した「新日本古典籍総合データベース」も、改変して利用することも可能なライセンスで古典籍が提供されており、今後このようなデータ共有の形は日本でも増えていきそうですね。
※記事中の画像データは大阪市立図書館デジタルアーカイブより