もらったことある?まるでカラフルな千社札、舞妓さんの名刺と言えば「花名刺」

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舞妓さんの名刺と言えば「花名刺」

芸舞妓さんをお座敷に呼ぶと、彼女達は「おたのもうします!」という挨拶とともに、千社札のような、普通の名刺を縦半分に切ったよりも少し小さいくらいの大きさの小さな名刺を渡してくれます。

この名刺は「花名刺」と呼ばれる、京都の花街独特の名刺です。

台紙には、桜、梅、菊、紅葉、柳などの季節の花や草木をはじめ、金魚や雛人形、鞠、鶴など、和の心が感じられる絵柄があしらわれ、「上七軒」「祇をん」などの花街の名前と、芸舞妓さんの名前が印刷されています。

住所や電話番号などは書いてありません。これは、花街で芸妓さんや舞妓さんをお座敷へ呼ぶときには、お茶屋さんへ連絡するのが決まりで、芸妓さんや舞妓さんに直接連絡を取ることはないからです。

近年では芸舞妓さんだけのものではなく、一般の観光客でもお店で注文して、自分の名前を入れて作ってもらうことができるようになっています。京都の印刷会社・瀬戸印刷さんではネットショップの京富.comで注文をすることもできます。

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