正式に登録決定!日本の33件の「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に

増田 吉孝

10月31日に報道された、ユネスコ無形文化遺産への登録がほぼ確実となっていた日本の33件の「山・鉾・屋台行事」が、エチオピアで開かれているユネスコの政府間委員会で、正式にユネスコ無形文化遺産に登録されることが決定されました。

「山・鉾・屋台行事」の対象は18府県33件の祭り・行事

登録されることとなった「山・鉾・屋台行事」は日本の18府県33件の祭りをグループ化したもの。すでに無形文化遺産に登録されていた京都祇園祭や日立風流物も含まれており、無形文化遺産の範囲が拡張された形となります。

「山・鉾・屋台行事」の対象となっている祭りは全て国指定重要無形民俗文化財となっています。対象となった33件がこちら

最近では和食和紙などが続けて無形文化遺産に登録されており、国内の無形文化遺産はこれで21件となりました。

今回の決定を受けて安部首相はこのようにコメントしています。

きらびやかな装飾をほどこした、創意あふれる華やかな 山・鉾・屋台の巡行。それは、災いを払い、地域の安泰を願 う人々の祈りです。

本日、ユネスコ無形文化遺産に「山・鉾・屋台行事」 が登録されました。心から嬉しく思います。

日本全国33の祭、幾世代にもわたり地域で受け継いでき た「山・鉾・屋台行事」を、誇りを持って後世へと継承し、 国内外に発信していきたいと思います。

無形文化遺産に登録されたことで国内外からの観光客の増加が期待できます。それとともに、観光客が増えることでの問題も出てくるかと思いますので、今後もより良い状態で次世代に祭り文化を残していけるよう、さまざまな施策を考えていければいいですね。

文化庁

Via: NHKニュース

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