鳥獣戯画が特別公開だー!国宝四大絵巻・鳥獣戯画が展覧会「京都 高山寺と明恵上人」で公開

増田 吉孝

お!鳥獣戯画が公開されますよ!

国宝・四大絵巻に数えられ、そのユーモアあふれる画風で今でも大人気の鳥獣戯画(鳥獣人物戯画)が展覧会「京都 高山寺と明恵上人」で特別公開されますよ!

鳥獣戯画は京都・高山寺に伝わる甲・乙・丙・丁の4巻からなる絵巻物で、平安時代末期〜鎌倉時代にかけて複数の作者によって描かれたとされています。擬人化して描かれるウサギやカエルの愛嬌ある仕草は今も多くの人を虜にし、鳥獣戯画に関連したフィギュアや雑貨が今でも溢れるほど販売されています。

「京都 高山寺と明恵上人」は鳥獣戯画を特別展示作品とし、高山寺の名宝を一堂に展示するほか、同時代を生きた人々との親交を語る品々から稀代の聖僧・明恵上人の実像に迫る展覧会。

ちなみに鳥獣戯画の展示は全4巻が展示され、会期中に前期・後期で展示場面の変更を行うそうです。

どうしても鳥獣戯画のインパクトが強いのでそちらにばかり気がいってしまいますが、高山寺はかつて仏教に関する最先端の情報が集まる場所でした。そんな歴史ある高山寺の所蔵物が一堂に観覧できることはそうあることではないでしょう。鳥獣戯画のみならずこの機会にぜひ高山寺の名宝をじっくり楽しんでみたいものですね。

展覧会「京都 高山寺と明恵上人」は2016年10月4日(火)〜11月20日(日)の期間、九州国立博物館で開催される予定で、鳥獣戯画は九州では初めての紹介になります。

特別展 京都 高山寺と明恵上人 -特別公開 鳥獣戯画-

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