俳優の松山ケンイチさんが、大崎善生のノンフィクション小説を実写映画化する「聖の青春」で主演することが明らかになりました。松山さんといえば先日、ぽっちゃり化が話題となっていましたが、その理由は役作りのためだったようです。
幼いころに腎ネフローゼを患い、難病と闘いながら将棋に全人生をかけた早逝の天才棋士・村山聖さんの壮絶な生きざまを描いた「聖の青春」。100年に一度と言われる天才・羽生善治との勝負、師匠・森信雄との師弟愛、西の怪童と恐れられた村山聖の真摯な闘いが紡ぎ出されます。
本作で主人公を演じる松山さんは、「全身全霊をかけても足りない役だと思いました」とオファーを受けた時の心境を語明かしました。東京・将棋会館に足繁く通ったり、村山さんの師匠のもとや縁の地を訪ねるなど、内面・外面の両方から役作りを進めたとのこと。この映画にかける気迫が伝わってきます。
メガホンを取るのは「宇宙兄弟」の森義隆監督。脚本は「リンダリンダリンダ」の向井康介が執筆、スタッフとともに約5年の歳月をかけてもうすぐ完成へ。1月9日に撮影が開始された本作は、2月中旬にクランクアップの予定。今年の秋に全国公開されます。
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