土用の丑の日が近づいてくると気になるウナギ。日本の食文化とは切り離せない存在のウナギですが、近年は資源の枯渇が懸念されています。
マグロの養殖で一躍注目された近畿大学水産研究所が、ウナギ・クライシスの解決策として「うなぎ味のナマズ」を世界で初めて開発しました。近畿大学水産研究所 大阪店、銀座店で「うなぎ味のナマズ御重」(2,200円税込)を試験販売します。各店舗先着30食限定での提供。どんなお味なのか気になります。
「うなぎ味のナマズ」とは、近代水産研究所が世界で初めて開発した、食味をうなぎに近づけた養殖の日本産ナマズのこと。これまでにも地域食として食べられてきましたが、少々泥臭くて脂質がほとんど無いためにウナギの味とは程遠いものでした。
同研究所の研究によって、餌と水質のコントロールが重要であることが特定、うなぎ味のナマズの養殖技術が開発されました。完全養殖の技術が確立されているマナマズがウナギに変わることができれば、コンスタントに供給することができます。
近畿大学水産経済学研究室では、ナマズを普及させ、いずれはウナギの半額以下の価格帯での提供を目指すとのこと。これからの研究に期待大ですね。