これは見たいぞ!画家 藤田嗣治の半生を描いた映画「FOUJITA」が11月14日公開決定

Japaaan編集部

この丸メガネとおかっぱヘアのインパクトはかなりのもの。藤田 嗣治(ふじた つぐはる)は戦前からフランスを中心に活躍した日本人画家です。「乳白色の肌」と称された裸婦像が西洋画壇で絶賛、猫と女をテーマとした絵画を得意としていました。彼の生み出した作品はもちろん素晴らしいのですが、やはりこのビジュアルの印象は強烈です。

藤田嗣治の動乱の半生を描いた映画「FOUJITA」が2015年11月14日に公開されることが決定しました。メガホンをとったのは、「死の棘」で第43回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ&国際批評家連盟賞をダブル受賞した小栗康平監督。主人公の藤田嗣治を演じるのはオダギリジョー。

藤田嗣治は1913年の単身渡仏後にエコール・ド・パリの寵児としてもてはやされ、注目を集めましたが、1940年第二次大戦中に帰国して戦時中は「戦争協力画」を描きました。戦後、戦争責任を問われて日本を去り、フランスに帰化してカトリックの洗礼を受け「レオナール・フジタ」となりました。

日仏合作である本作の撮影は日本とフランスの両国で行われました。また、ストーリーの半分はフランス語で進行するためオダギリさんはフランス語を猛特訓して撮影に臨んだそうです。共演はフランス語も堪能な中谷美紀、加瀬亮、岸部一徳、アナ・ジラルド、アンジェル・ユモーなど。キュートなフランス映画「アメリ」のプロデューサー、クローディー・オサールも制作に参加しているそうです。

公式サイトはまだオープンされていませんが、小栗監督のブログでは撮影中のスチールも公開されていますよ。

映画『FOUJITA』は11月14日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国公開です。

映画『FOUJITA』より – (C)2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド

小栗康平 手記 | 小栗康平オフィシャルサイト ─OGURI.info

via: シネマトゥデイ

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