「うどん脳」の脳加減を、「たけのこまん」と比べて考えてみる

Japaaan編集部

「うどん県」という無茶苦茶な開き直り観光キャンペーンを展開している、うどんの国・香川県。その香川県が、さらに無茶をやらかしてます。「うどん脳」なるものが、さぬきうどん協同組合の公認大使になったそうなのです。

「うどん脳」。そう、まんま、脳です。「うどんの食べ過ぎで、脳がうどんになっちゃった」という脳が、独立してキャラクター化してます。一応は何らかの生物のようなフォルムを持ってますが、でも基本、脳です。斬新といより無謀、無謀というより意味不明。ゆるキャラブームに乗って日本中で奇怪な生物が量産されてる昨今ですが、脳そのものをキャラ化した事例はまだないんじゃないでそうか。恐るべし、うどん県。

ただ、ではこれが本当にノープランの大暴走から生まれた「奇果」かといえば、それもどうかなという話なのであります。「うどん県」のキャンペーンは明らかにプロの手と金が入りまくってますが、この「うどん脳」も割と、ちゃんとしてる感はあります。ネットに拡散しやすいテイストを意図的に採用し、低コストでPR効果の増大を正しく狙ってる感があります。うどん「脳」だけに、「考えて」やってるんじゃないかと。


あまりのハンドメイドぶりで話題になってる和歌山の「たけのこまん」と比べたら、その違いはより顕著です。グロ一歩手前だけど可愛らしい「うどん脳」と、グロくないけど何故か根源的恐怖を感じさせる「たけのこまん」。ソツのない公式ブログとtwitterで情報発信する「うどん脳」と、サイトが何かちょっとよくわからないことになってる「たけのこまん」。もし「たけのこまん」を作ってる人たちが「うどん脳」を作ったとしたら、「ネタ」の範疇へ収まるものになってたでしょうか。

計算された「ゆる」さ。それが「つまらない」かといえば、むしろ逆です。計算があるからこそ「脳」は「アリ」になったのではないかと。もっともっと過激で面白いアイデアも「アリ」になるのではないかと。といっても「うどん脳」も、実際は本当に何も考えてないのかも知れませんが。

ツルツルうどん脳 公式ブログ

うどん脳 twitter

たけのこまん 山東まちづくり会

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