「うどん県」という無茶苦茶な開き直り観光キャンペーンを展開している、うどんの国・香川県。その香川県が、さらに無茶をやらかしてます。「うどん脳」なるものが、さぬきうどん協同組合の公認大使になったそうなのです。
ただ、ではこれが本当にノープランの大暴走から生まれた「奇果」かといえば、それもどうかなという話なのであります。「うどん県」のキャンペーンは明らかにプロの手と金が入りまくってますが、この「うどん脳」も割と、ちゃんとしてる感はあります。ネットに拡散しやすいテイストを意図的に採用し、低コストでPR効果の増大を正しく狙ってる感があります。うどん「脳」だけに、「考えて」やってるんじゃないかと。
あまりのハンドメイドぶりで話題になってる和歌山の「たけのこまん」と比べたら、その違いはより顕著です。グロ一歩手前だけど可愛らしい「うどん脳」と、グロくないけど何故か根源的恐怖を感じさせる「たけのこまん」。ソツのない公式ブログとtwitterで情報発信する「うどん脳」と、サイトが何かちょっとよくわからないことになってる「たけのこまん」。もし「たけのこまん」を作ってる人たちが「うどん脳」を作ったとしたら、「ネタ」の範疇へ収まるものになってたでしょうか。
計算された「ゆる」さ。それが「つまらない」かといえば、むしろ逆です。計算があるからこそ「脳」は「アリ」になったのではないかと。もっともっと過激で面白いアイデアも「アリ」になるのではないかと。といっても「うどん脳」も、実際は本当に何も考えてないのかも知れませんが。
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