連続発生した南海トラフ!過去に起きた地震の傾向と今後の被害はどうなるのか?

山内琉夢

南海トラフ巨大地震の発生が危ぶまれる近年。

予想されている南海トラフが発生した場合、広い範囲で震度7を観測する大きな揺れに見舞われ、沿岸沿いは10m以上もの津波が到達するといわれています。地震に対する備えは、避難経路の確保や災害グッズの準備だけではないかもしれません。

今回は、過去に発生した南海トラフを紹介。また、傾向から見えた連続して発生する地震の可能性についてもみていきましょう。

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現在確認されている南海トラフ年表

南海トラフの傾向

過去に起きた南海トラフの年表を見ると、約100〜200年の周期で発生していることがわかります。

また、安政東海地震(1854年)の際は32時間後に安政南海地震(1854年)が連続して発生。昭和東南海地震(1944年)の際は間隔が2年あいていますが、同地域を震源とした昭和南海地震(1946年)が発生しました。

このことから次回以降の南海トラフでも、短いスパンで連続して巨大地震が発生する確率は非常に高いと考えられています。

一方で、地震の誘発に関してはバラツキがあり、明確な規則性が発見されていないことから、科学的知見での発生予測は難しいのだとか。

しかし、知って備えているのと、知らずに備えられないのとでは大きく異なります。

次項目では、直近で起きた昭和東南海地震がもたらした被害についてみていきましょう。

3ページ目 昭和東南海地震の被害

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