満開になった桜の花びらが川面を薄いピンクに染め上げる風景は、桜が終わる時期によく見かける美しい風景。
昔から、「花筏(はないかだ)」と呼ばれる風景なのですが、近年ではSNSで「絶景」と紹介され、4万以上の「いいね!」を集め毎年この季節は注目されるようになりました。
満開の桜が散るころ見られる「花筏(はないかだ)」
満開を迎えた桜も一週間ほどでひらひらと風に乗って舞い散り、そばを流れていく川に落ちて、川面を薄いピンクに染め上げていく……そんな風景は、桜の時期の終わりによく見かける美しい風景です。
これは「花筏(はないかだ)」と呼ばれているのはご存じですか。
「花筏」という名前は、実は昔の葬いの風習から呼ばれたものとも伝わります。
近年、その「花筏」の美しさがSNSで取り上げ4万以上の「いいね!」を集めたことで、この季節は注目されることとなりました。
「花筏ってどんな意味?」
「花筏」という名前のハナイカダ科の落葉低木があります。また、花の折り枝を筏に添えた文様も「花筏」という名前です。
けれども、一番知られているのは「桜の花びらが散って川面に降り積もり、流されていく様子を表した」もので、春の「季語」でもあります。
でも「花筏」には、昔行われていた「葬い」の風習からその名前が付けられたという説もあるのです。