爪楊枝の溝はこけしだった!?

Japaaan編集部

爪楊枝を見てみると、持ち手の部分に溝が掘られています。これは一体なんのため?そんなふうに調べていくと、大きく分けて2つの説が見つかりました。

その①こけし説
爪楊枝の溝は実はこけしを模しているという説です。なぜこけしかは分からないのですが、製造工程でどうしても黒くなってしまう先端部分をうまくごまかすためにこけしに見立てた溝をつけた、と言われています。
あのただの溝に、ごまかすためとはいえデザインの意図があったというのはちょっと驚きですね。

その②爪楊枝置き説
まずは溝の一番先端側で爪楊枝をポキッとおります。そしてそれを箸置きのようにして使います。
そんな使い方があるのか!と思って実際に試してみましたが、小さいし軽いしなんだか扱いづらいだけのような気がしました・・・・・・。
実際にそうやって使っている人を見たことがないということは、きっと多くの人が「使いづらい」と思っているからなのかもしれません。

 

 

各国にある爪楊枝、でも日本のものが一番です!

そんないまいち用途のよく分からない爪楊枝の溝ですが、これは日本の精度の高い機械の力をアピールするためにある、という見方もあります。
先端部分の黒くなってしまうのをごまかしつつ、技術力をアピールする。そんな意図もあるようです。

実際に、中国やイタリアでは日本の爪楊枝が使いやすいと人気のようですよ。

使い捨てない爪楊枝色々

爪楊枝といえば木製で使い捨てというイメージが強いのですが、中には使い捨てない爪楊枝もあります。

例えば象牙の爪楊枝。10本で5000円といいますから、これはかなりの高級品。
それから18金の爪楊枝なんていうものもありました。こちらですと1本で70000円近くのお値段!もちろん使い捨てられるわけがありません。

そして注目の溝ですが、18金の爪楊枝でもしっかりと細工がされていました。
材質が変わっても変わらぬデザイン。日本人にとって爪楊枝はあの形なんですよね。

この記事の画像一覧

シェアする

モバイルバージョンを終了